✨感情にイエス、行動にノー✨

教室ではいろいろなことが起こります。

私のクラスのいるある子の話です。

その子は、非常に頑固になってしまうことがあり、自分の納得いかないことがあると、意固地になってしまい、周囲とのトラブルが絶えない子でした。

 

今日も休み時間にみんなでしていた遊びの、みんなで決めたルールにのっとって行われたことなのに、遊びの結果に納得できなかったその子は、ルールを無視して他の子の邪魔したり、人の遊び道具を奪うようにして自分一人で遊んでしまったのです。

 

その行動に、他の子も怒ってしまって、遊びは終わってしまい、私が教室を戻る頃には他の子私に対して不満をぶつけにくるという状況でした。

事情を聞いた私は、癇癪を起こしてしまった子に聞いた話の確認をしました。

すると、本人もしてしまったことを素直に認めてくれました。

「わざとじゃなかったかもしれないけど、自分が勝負に勝てないような状況になってしまってくやしかった。だから、それをぶつけるようにしてしまった。」

ということでした。

私は彼の言葉を引き受けると、

「そうか、くやしかったんだね。でも、その気持ちを正直に伝えられるともっと良かったかもしれないね。また、もっと違う形で自分の悔しさを相手に伝えられたらよかったね。」と伝えました。

 

松田サリー先生の確立されたBPMでは、このような状況が起こった時には、「感情にイエス、行動にノー」を伝えて、気持ちや思考と行動を分けて言葉がけすることの大切さを教えていただけます。

 

こういう難しい状況でも、明確にやるべきことがわかるという点で、BPMを学んでいて本当によかったなと心から感じる毎日です。