✨子どもたちが発するメッセージから、子どもたちの今の気持ちを読み取る✨

   BPMを学んでいると日々の子どもたちの一挙手一投足にメッセージが込められていることが分かります。そして、そこから、子どもたちは何を伝えようとしているのか、その声なき声に耳を傾けることができるようになってきています。

 ある男の子の話です。

 この子は、クラスでもやんちゃと言われている子で、よくその言動からクラスでのトラブルの真ん中によくいる子です。

 その子が先日の休み時間に、楽しそうに教室で遊んではいるのですが、いつもと少し様子が違ったのです。遊びながら、足音をドスドスと大きく立てていることに気が付きました。

 

 ここで、他の先生なら「足音」に注目し、「うるさいよ!」「ドスドスと大きな音を立てないで!」と注意することでしょう。

 しかし、BPMを学んでいる私は分析します。

 「何か、自分の中でうまく前に進んでいないことがあるんだな。」

 と。

そして、休み時間の終わりに「この休み時間は何かうまくいかないなと思うことがあったの?」と聞くと、はじめは「何で?」と不思議そうに聞き返してきたのですが、そのうちに、「実は…」と言って、遊びの途中で自分が友達と上手に接することができていないことを話してくれました。

 

たった、一つの行動、足音のことだけで、子どもたちの今の気持ちを読み取ることができるBPM。本当にそのすごさが感じた出来事でした。