✨浅い愛の重要性✨
毎日教室という子どもたちの社会の中に身を置いていると、「浅い愛」がどれだけがどれだけ大事ということを実感します。
ある子の話です。
その子は、言動が粗暴で自分が気に入らないことがあると、自分の気が済むように言葉や手を出すことで周囲とトラブルが起こしてしまうことが多く、私もその様子を細かく見ているほどの子です。
先日、理科の時間に教科支援に入ってくださっている先生に対して、暴言に近い言葉を言ったということをその先生から聞きました。
しかし、確認してみるとその行動の裏には、「自分のことを見てもらいたい」「もっと注目を集めたい」という思いがあることが分かりました。
だから、気を引きたいという思いの裏返しでその先生に暴言を言ってしまったということでした。
この時に、この子には「浅い愛」がもっと必要なんだということを実感したのです。
「浅い愛」とは、私が学ぶBPMチャイルド講座で教えていただいたもので、子どもたちの行動の目的は「愛されたいと思っている」ことであるということ、だから、どんなことでもいいから子どもたちに「浅い愛」を浴びるほど与えることが必要なのだというものです。
私も教室でその子に「浅い愛」を与えていましたが、それが「つもり」になっているのかもしれないと気付かされました。
こういう一つ一つの教室で起こる出来事にも目的があり、子どもたちが私たちに対してメッセージを発してくれています。
もっとBPMを腑に落とし、子どもたちの発するメッセージを敏感に感じ取れるようにしたいと思った出来事でした。